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2012年2月15日 (水)

平野敦士カールさんの『プラットフォーム戦略』を読んでみた

平野敦士カール/アンドレイ・ハギウさんの
『プラットフォーム戦略 21世紀の競争を支配する
「場をつくる」技術』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、昔からある「プラットフォーム戦略」について

解説した本である。

「プラットフォーム戦略」とは、多くのグループを1つの

「場」に乗せて、マッチングや集客などさまざまな機能

を提供することにより、検索や広告など各種のコスト

を減らし、クチコミなどの外部ネットワーク効果を創造

することで、新しいシステムを構築する戦略である。

具体的には、楽天やアップルのとっている戦略という

ことだが、少しまとめてみる。

プラットフォームの5つの機能は次のとおり。

1.マッチング機能
2.コスト削減機能
3.検索コストの低減機能(ブランディング・集客機能)
4.コミュニティ形成による外部ネットワーク効果・機能
5.三角プリズム機能(通常直接相互作用の及ばない
  2つ以上のグループを結びつける機能)

勝てるプラットフォームの3つの特徴は次のとおり。

1.自らの存在価値を創出すること
  (検索コストと取引コストを下げる)
2.対象となるグループ間の交流を刺激すること
  (情報と検索)
3.統治すること
  (ルールと規範を作りクオリティをコントロール
  すること)

では、プラットフォーム戦略が重要だとすると、

日本企業は何をすべきかということであるが、

まず、「はじめからグローバル市場を視野に入れた」

ビジネスを展開することが何よりも重要だということ

である。

そのためには、ITと経営双方に精通した、語学も

堪能な国際的人材の育成が重要になってくると

いうことである。

プラットフォーム戦略では、必ずしも最初にできた

ものが最後まで残るわけではないということなので、

まだまだ日本にも可能性があるという話は、読んで

いてとても興味深かった。

戦略の構築を考えている人には、参考になる1冊

だと思う。

【目次】(「BOOK」データベースより)
1 世界最先端のプラットフォーム戦略とは?(合コンでは幹事が一番得をする/世界最古のクレジットカードは食事のクラブ ほか)/2 ケースで学ぶ勝つプラットフォーム構築のための9つのフレームワーク(勝てるプラットフォームの3つの特徴/プラットフォーム構築の9つのフレームワーク ほか)/3 プラットフォームの横暴にどう対処するべきか(プラットフォームの横暴/戦略的プレーヤーの場合の対処方法 ほか)/4 フリー、オープン化という「負けない」戦略(フリーミアムはプラットフォームの横暴?/ソーシャルメディアでのアプリケーションはなぜ儲からないか ほか)/5 日本企業復活への処方箋(日本の産業再生に欠かせないプラットフォーム戦略思考/日本企業は何をすべきか-「はじめからグローバル」への転換が急務 ほか)

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