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2012年4月16日 (月)

中原圭介さんの『勝ち切る投資』を読んでみた

中原さんの『勝ち切る投資 お金の神様2』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、『お金の神様』の続編に当たる本です。

著者の中原さんも書いているとおり、雑誌連載もの

としては「すぐには古くならない内容」が選ばれていて

古さは感じないが、逆に切れ味の鋭さを欠いている

感じは否めない。

確かに読みごたえはあるが、「勝ち切る投資」と

言うには、現在の状況は難しすぎる。

まず、国内外に不安要素が多いため、しばらくは

耐えて守る投資にならざるを得ないのではないか。

「下がりにくい銘柄を選ぶ」ことや、「国策銘柄」に

投資するのが賢明だというのは仕方がない。

また、中原さん自身も専門家やエコノミストの意見を

ただ鵜呑みにしていてはいけないと書いているが、

今後数年で日本の状況が悪化するので、世界の

投機マネーが「日本売り」を始め日本がギリシャ化

してしまう可能性が高いという予測は、どうだろうか。

円安で利益を上げる海外売上比率の高い企業を

有望な銘柄としてリストアップしているが、本当に

円安になることはあるのだろうか。

日本がギリシャ化してしまったときに、日本企業の

株が買われるとは考えにくいが、いかがなものか。

もちろん、提示された方法論を参考に投資に対する

考え方を身に着けることが肝要だという中原さんの

指摘はもっともなことだと思う。

また、当たっている指摘が多いだけに、私と違う

見解に対しては疑問に感じることが多いのだと思う。

全体としては、読みやすく良い指摘が多い本である。

まあ、そんなことはないと思うが、もし日本が

ギリシャ化した際には、この本の評価を3から5に

引き上げなければならないだろう。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 「逆張り」は危ない!/第2章 終身保険は消えゆく消品!/第3章 金はまだまだ買われる!/第4章 「日本売り」がメインディッシュだ!/第5章 アメリカのミニバブルは最終局面!/第6章 買うなら「国策銘柄」だ!/特別付録 日本が「ギリシャ化」しても買える銘柄

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