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2012年4月17日 (火)

田島弓子さんの『プレイングマネジャーの教科書』を読んでみた

田島さんの『プレイングマネジャーの教科書』を読んでみた

 (5つが最高)

この本は、マイクロソフトにおいて個人とチームで

社長賞を受賞した経験を持つ、元マイクロソフトの

敏腕営業部長であった田島さんがプレイング

マネジャーの仕事術について書いた本である。

特徴的なのはビジネス・コミュニケーションを重視し、

かつてのライオン型の強いリーダーシップではなく、

「調整力」を発揮し、チームをまとめて、チームで

成果を出すシマウマ型マネジャーの「マネジャー

シップ」が求められていると主張している点。

人と人や組織と組織をつなぐ「ハブ」のような役割を

求められ、自分のノルマを抱えつつ上司と部下の

間にも入るマネジャーという仕事の進め方は、

現在マネジャーでなくても参考になるところが多い。

ただ、残念なのは、事例が田島さんが経験した、

きちんとした大企業の中でのコミュニケーションに

限られていること。

クセモノ上司として出てくるのも、ホントはいい人に

違いない鬼軍曹上司どまりで、コミュニケーションで

何とかできるレベルでしかない。

けれど、本当に厳しいのは、コミュニケーションでは

どうにもならないパワハラ上司や、まったく使い物に

ならない部下とどのように仕事を進めるべきなのか

ということではないだろうか。

コミュニケーションを「仕組化」することや「ツール」や

「フレーズ」で関係改善を図ることは、抵抗があり

つつも、まだ何となくゲーム感覚でついて行ける

範囲である。

そのこと自体、本にして他人の参考とすることも

理解ができる。

しかしながら、それだけというのでは、何となく物足り

ないのも事実である。

コミュニケーションで解決できないような社員がいる

中小企業にしか入れない奴がバカなんだと言われ

ればそれまでであるが、そういったところで日々

頑張っている人に向けた本があってもいいと思う。

田島さんの本が、あまりにもスマートだったので

関係ない感想ばかり書き過ぎたが、マネジャーの

基本ができているか確認するという意味では

とてもオーソドックスで信頼にたる1冊である。

最後に私にとって参考になった「外資の知恵」は

次のとおり。

①あえて下手な英語で話す
 「英語がうまい」と感心させるより、「この人の提案は
 正しい」と思わせることのほうが、はるかに大切。
②相手のフレーズをどんどん真似する
 同じ単語、言い回しを使うと、お互いに理解しやすく
 なる
③英文メールはシンプル・数字・ストレート
 1文を長くしない
 長い説明より、一目でわかる数字やデータを活用
 冒頭と末尾がメールの成否を決める
 気を遣わずダイレクトに表現する
④「お助けツール」を使いこなす
 パソコン上でのインスタントメッセージ、メール、人
 など活用できるものは全部駆使して、英語に対する
 自分の労力を減らす

【目次】(「BOOK」データベースより)
はじめに 数字・部下管理・板ばさみ・多忙で激務。“四重苦”の中で日々奮闘している中間管理職のあなたへ/1 気が弱い人ほど「課長業」はうまくいく!/2 5秒でできるコミュニケーション!「初期投資ゼロ」の即効フレーズ/3 コミュニケーションを仕組み化する/4 クセモノ&苦手な人対策「問題解決コミュニケーション」/5 プレイングマネジャーのためのトラブル時のFAQ/おわりに これからの時代のプレイングマネジャーを目指して

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