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2015年8月24日 (月)

荻上チキさんの『ダメ情報の見分けかた』を読んでみた

 (5つが最高)

荻上チキさんと飯田泰之さんと鈴木謙介さんの3人が

各章を担当している。

荻上チキさんには以前から興味があったが、

どう読んだら面白いのか、少し分からない所があった。

今回も言っていることは分かるが、実際にどうしたら

いいのか、本当にそんな対策でよいのか疑問が

残ったままだ。

荻上チキさん自身も流言の拡大と是正は、いつまで

たってもいたちごっこであり、メディア・リテラシーを

めぐる騒動に「特効薬」はないことを認めている。

その上で私たちは流言の歴史から多くを学ぶことが

できるはずだとしているが、そのようなことを

ネット利用者が本当にするようになるだろうか。

歴史から学ぶというのは、かなり高度なことのように

思われるが、他に対策はないのだろうか。

飯田泰之さんは、現代において必要とされている

リテラシーとして、情報をスクリーニングする技術を

挙げている。

「特効薬」はないことを前提に、「とんでもなくダメな

情報」だけを振り落とす3つの方法として次のことを

まずやってみるべきだとしている。

・無内容な話を見抜く
・定義が明確でない話を見抜く
・データで簡単に否定される話を捨てる

実際のやり方は、この本を読んでもらえばよいが

やはり自分自身で情報を吟味することは欠かせない。

当たり前といえば、当たり前の結論。

個人的には、鈴木謙介さんの政治論が最も興味

深かったが、それについては、もう少し鈴木謙介さん

の著作を読んだり、周辺の本を読んでみないことには

なんとも書きようがない。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 「騙されないぞ」から「騙させないぞ」へーウェブ時代の流言リテラシー(メディアの屈折作用/メディア・リテラシーの四類型/ウェブ時代の流言リテラシー ほか)/第2章 情報を捨てる技術ーデータ検証から確率論まで(リテラシーはなぜ必要か/まずは退けるべき三つの言説/より良い情報受容のための手法)/第3章 メディア・リテラシーの政治的意味ー「偏った情報」とどうつきあうか?(メディア・リテラシーの政治的傾向/社会の多様性はなぜ重要か/社会の多様性が政治にもたらす影響 ほか)

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