滝岡幸子さんの『ど素人がはじめる起業の本』を読んでみた
(5つが最高)
この本は、起業したいと考えている人を後押しする
ためのものであるが、考えるヒントを与えてくれると
考えて読むと、とても分かりやすいだろう。
「おもわず会社を辞めたくなるアイデア満載」という
副題からも分かるとおり、成功した起業家の事例を
経営コンサルタント目線で、いくつも紹介してくれて
いるのは有難い。
ただ、すでに会社を辞めたいと考えている人には、
このコンサルタント目線が、現実の厳しさを教えて
くれることにもなって、逆に思いとどまるのではない
かという気もする。
たとえば、企業のデメリットとして、「安定した収入は
得られない」、「企業が持つ社会的信用力はない」
など、当然のことだが、厳しい言葉が並ぶ。
ほかにも収入が安定するまでは、夫であれば
「妻にも働いてもらう」、「アルバイトで学びながら
生活費を稼ぐ」など、生活費を得るために会社勤めを
する以上に大変なことが待っていると感じさせられる。
さらには、ひとり起業ではなくアイデアをチームで
事業化する際には「性格があなたと正反対の人を
選ぶと、補い合って良いチームワークが取れる」と
書かれている。
せっかく会社を辞めて起業したのに、求める人材が
自分と性格が正反対とは、なんて息苦しいんだろう
と思わないではいられない。
たしかに起業して成功するには、ここに書かれて
いることは、大事な要素なんだろう。
特別すごいアイデアでもないかぎり、そんなに簡単
には成功できないことは分かる。
そこで、この本に書かれている成功事例をもう一度
じっくり読んでみる。
自分がその人たちと同じように成功できると思うか、
やはり難しいと考えるか。
この本は、そういったことを考えるために読む本で
あると思う。
第1章 あなたも、いますぐ起業できる!/第2章 アイデアを「かたち」にしてください!/第3章 経験と悩みを事業にしたアイデア!/第4章 ありそうでなかった新しすぎるアイデア!/第5章 小さいことが強みになったすごいアイデア!/第6章 ピンチを乗り切った起死回生アイデア!/第7章 今すぐはじめるあなたへのアドバイス
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